2022年6月27日に関東甲信、東海、九州南部の梅雨明けが発表されました。
関東甲信については、統計を取り始めた昭和26年以降最も早く、平年より22日も早い梅雨明けだそうです!(東海と九州南部は過去に2番目に早い梅雨明け)
雨が多く湿気でジメジメとする梅雨の時期はなんとなく憂鬱で、毎年この季節は梅雨明けが待ち遠しいと感じていましたが、想像以上に早いタイミングでの梅雨明けに驚きました。
梅雨明けが早いと、この先2022年の夏はどうなるのでしょうか?
早い梅雨明けの影響としては何があるのでしょうか?
記録的な梅雨明けの早さから懸念されている「戻り梅雨」とは何のことでしょうか?
2022年の戻り梅雨はいつ頃までになりそうでしょうか?
この記事では、
- 梅雨明けが早いとどうなるの?
- 早い梅雨明けによる2022年夏の影響は?
- 懸念されている「戻り梅雨」とは何のこと?
- 2022年の戻り梅雨は、いつ頃まで?
- 梅雨明けが早いことによって値上がりするモノは?
について、調査しました。
梅雨明けが早いとどうなるの?早い梅雨明けの影響は?2022
2022年、関東甲信は統計史上もっとも早い梅雨明けを迎えましたが、気になるのは梅雨明けが早いことによる影響です。
どんな影響があるのかを調べてみました。
【良い影響】
- 猛暑によって一部の業界について経済効果が高まる
例)お茶・飲料・ビール・冷菓・エアコン・家電・虫よけ・日焼け止め・日傘・アウトドア・外食・旅行…など
【悪い影響】
- 猛暑の訪れが早く、期間も長くなる傾向がある
- 熱中症の危険度が高まる
- ダムの貯水量が少ないと生活用水が減るなど水不足が懸念される
- 雨の量が少ないことにより、農作物の生育不足が起こりやすい
- 農作物の生育不足により、お米や野菜が高騰する可能性大
- 暑さによって電力需要が高まり、電力需給がひっ迫する可能性も
確かに、早い梅雨明けにより様々な業界での経済効果は期待できそうですが、平年より約1カ月早く猛暑の時期を迎えることで、心配な点もたくさんありますね。
参考までに、今から4年前となる2018年も6月中に梅雨明けが発表され、その後に猛暑の影響がありました。
★参考★ 6月中に梅雨が明けた2018年の夏の気象トピックス
- 2018年6月29日、関東・甲信で梅雨明け(2018年時点では最も早い梅雨明け)
- 梅雨明けから約1週間後の2018年7月6日に西日本が豪雨に見舞われる
- その後、日本列島に記録的な猛暑が訪れる
- 埼玉熊谷市では当時の観測史上最高気温41.1度を観測
- 利根川水系のダムでは貯水量が減少
- 渡良瀬川では約1.5ヶ月、鬼怒川では約1ヶ月に渡って取水制限が行われた
…など
2022年の夏も、早い梅雨明けによる影響が多方面で出るのではないでしょうか。
暑さ対策として参考になりそうなツイートを見つけました!
<暑さ対策に白や黄色の服>
関東や近畿などで最も早い梅雨明けが発表され、明日は予想最高気温が40℃の危険な暑さのところも。
服の色で表面温度が20℃以上も違うという実験結果があります。着る服の色を変えるだけでも、暑さの感じ方が変わり、熱中症対策になりそうです。https://t.co/aMAZbWDqex pic.twitter.com/62bAR9Nytp
— ウェザーニュース (@wni_jp) June 28, 2022
服の色を変えることで効果が得られそうですね!!
また、節電およびエアコンの効きを良くするためにはぜひこちらのツイートをご参照ください!
だいたいどこのエアコンも、前面のパネルをぱかっと開ける→フィルターを取る→掃除機で埃を吸う→水洗い→陰干し→フィルターつける、でOKです。やったことない人はこれだけでそうとう電気代が下がるはず。
— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) June 24, 2022
シャープさんの公式アカウント、思わずクスっとなるツイートばかりで面白いですよ…♪
戻り梅雨とは何のこと?どういう意味?
2022年の関東甲信の梅雨明けは記録的な早さということもあり、「戻り梅雨」の可能性についても指摘されています。
戻り梅雨ってあまり聞きなれない言葉だけど、どういうこと?
戻り梅雨とは、【梅雨が明けたあとに、再び梅雨のような状態に戻ること】で、「返り梅雨」とも言われています。
ニュースによると、7月上旬の半ば頃に大気の状態が不安定になって局地的に雨の強まるおそれがあり、曇りや雨の日が増える可能性もあるそうです。
ここまで梅雨明けが早いと、むしろ戻り梅雨を少し期待してしまう気持ちもあります…!(極端な大雨などは困りますが…)
2022年の戻り梅雨はいつまで?
2022年夏、全国各地で例年よりかなり早い梅雨明けのお知らせがありましたが、同時に戻り梅雨となる可能性も指摘されました。
7月上旬には台風4号が発生し、現在は温帯低気圧へと変化しましたが「台風一過」といえるようなお天気になっていない点などが気になりますね。
【台風4号が温帯低気圧に 台風一過の晴天ではなく、戻り梅雨のような天気に】
台風が去り晴れることを「台風一過」といいますが、ここでいう台風は、大災害をもたらすこともある秋の台風のことです。
夏の台風は動きが遅く通過しても晴天にはならないことも多くあります。https://t.co/Ogl5Kn1Brh— Yahoo!天気・災害🌤(ヤフー天気) (@Yahoo_weather) July 5, 2022
週間天気予報や2週間予報などを見てみると、「戻り梅雨」・「梅雨の戻り」などのワードが盛り込まれていて、2022年7月、当面は変わりやすく蒸し暑いお天気が続きそうです。
梅雨明けのニュースが報じられた直後の35℃を超えるような猛暑日はいったん少し落ち着きそうですが、引き続き大雨や熱中症などへの注意は必要ですね。
梅雨明けが早いことで値上がりするモノはある?
梅雨明けが早いことにより、猛暑となる期間が長くなることが想定されます。
早い梅雨明けによる降水量の減少とその後の猛暑の影響として野菜の生育不足があり、2022年と同じく6月に梅雨明けを迎えた2018年は、次の野菜の高騰が見られました。
- レタス
- キャベツ
- ホウレンソウ
- 小松菜
- 大根
- キュウリ …など
2022年も2018年と同じような状況が起こるのではないか?と懸念されますね。
暑い夏を乗り切るためにはしっかり野菜も取りたいところです!
野菜高騰時には次のような工夫が出来そうですよ^^
- もやし・豆苗などの比較的価格が安定している野菜を利用する
- カット野菜・冷凍野菜・乾物・缶詰などを利用する
- 安く購入できるときに多めに買って冷凍しておく
- 代用できる野菜を探す、考える …など
2022年、早い梅雨明けにより長い夏となりそう…!
今から出来る工夫を考えておくと良さそうですね!
梅雨明け早いとどうなる?2022年夏の影響は?についてまとめ
梅雨明けが早いことによる2022年夏の影響についてまとめます。
- 梅雨明けが早いと、夏向けの商品の需要が早期に高まるため、大きな経済効果が見込まれる
- 梅雨明けが早いことにより猛暑の長期化、水不足、電力不足、農作物の生育不足による野菜の高騰などが心配される
- 記録的な梅雨明けの早さから懸念されている「戻り梅雨」。戻り梅雨は、梅雨明け後に再び梅雨のような長雨となること。
- 2022年7月上旬~中旬頃には元台風の影響などから戻り梅雨となる見込み
カラッとした夏の陽射しが嬉しい反面、気になること、心配なことも色々ありますね。
暑さによる体調不良や熱中症には充分に注意したうえで、気象情報をこまめにチェックして楽しい夏が過ごせますように^^
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。